北韓労働党副委員長が談話発表 米国に年末までの方針転換迫る
北韓の金英哲朝鮮労働党副委員長が「米朝の首脳同士の友好関係にも限界がある」として、アメリカに年末までの方針転換を迫りました。
朝鮮中央通信によりますと、金副委員長は27日、朝鮮アジア太平洋平和委員会委員長の肩書で出した談話のなかで、「アメリカは北韓の忍耐を見誤り、敵視政策にこだわっている。アメリカがトランプ大統領と金委員長との個人的な親交に乗じて時間稼ぎをし、年末を無難に越そうと考えているなら、愚かな妄想だ」と非難しました。
また金副委員長は「首脳同士の友好関係にも限界がある」と警告しました。
金副委員長はことし2月のベトナム・ハノイでの米朝首脳会談まで統一戦線部長として非核化協議を取り仕切っていましたが、会談が物別れに終わって以降、対米交渉から外れたとされていました。
朝鮮アジア太平洋平和委員会は朝鮮労働党傘下の組織で、金副委員長は統一戦線部長だったころ、朝鮮アジア太平洋平和委員会の委員長も兼ねていました。
今回、北韓が金副委員長を再び登場させたことについて、その背景に注目が集まっています。
[Photo : YONHAP News]
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