韓国の情報機関、国家情報院は、北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が12月中の米朝首脳会談開催を予定しているという分析を明らかにしました。
これは国家情報院が4日、国会の情報委員会による非公開の国政監査で述べたもので、委員会の幹事を務める、与党「共に民主党」の金敏基（キム・ミンギ）議員と最大野党「自由韓国党」の李恩宰（イ・ウンジェ）議員が国政監査の途中で会見を行い、明らかにしました。
それによりますと、金委員長は、12月の米朝首脳会談開催を決めており、実務者協議を今月中、または遅くとも12月はじめに開き、首脳会談の議題を調整しようとしているというのが国家情報院の分析だということです。
また、金委員長の韓国訪問の可能性については、「まったくない」との見解を示しました。
国家情報院は、このほか、故金日成（キム・イルソン）主席の息子の金平日（キム・ピョンイル）チェコ駐在北韓大使が、近日中に北韓に戻ると報告しました。

[Photo : YONHAP News]