国家情報院「北韓のICBMは移動式、固体燃料使用すると脅威に」

韓国の情報機関、国家情報院は4日、国会の情報委員会による国政監査で、北韓によるICBM=大陸間弾道ミサイルの発射方式が移動式であると判断していると明らかにしました。
情報委員会の幹事を務める、最大野党「自由韓国党」の李恩宰(イ・ウンジェ)議員が会見で伝えたものです。
それによりますと、国家情報院は北韓のICBMの発射方式について、移動式の発射台を一定の場所に据えて発射するもので、移動式に該当すると報告したということです。
国家情報院はまた、「最近、北韓のミサイルは液体燃料から固体燃料に移行しているが、固体燃料になれば、韓国にとって大きな脅威となる」と説明したということです。
一方、同じく情報委員会の幹事を務める、与党「共に民主党」の金敏基(キム・ミンギ)議員によりますと、国家情報院は、まだ固体燃料の段階まで進んでいないと判断しているとしています。
また、国家情報院は、先月2日、北韓が発射した「北極星3型」の弾頭搭載能力が向上していると判断しているということです。
国家情報院は、北韓が現在、新型の潜水艦を建造中で、完成すると潜水艦からSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを試験発射する可能性があるとみて、動向を注視しているということです。
[Photo : KBS News]