米軍偵察機がソウル首都圏上空を飛行 北韓の海岸砲射撃後

北韓が23日に韓半島西の海、西海の昌麟島(チャンニンド)で海岸砲の射撃を行ったあと、米軍の偵察機がソウル首都圏の上空を偵察飛行していたことが分かりました。
軍用機追跡サイト「エアクラフト・スポット」によりますと、アメリカ軍の信号情報収集機兼偵察機のRC-135V (リベットジョイント)1機が27日、ソウルと京畿道(キョンギド)一帯の上空を飛行したのに続き、28日にもアメリカ軍の偵察機E-8C が韓半島上空を飛行したということです。
この偵察機は、韓国の首都圏上空を飛行しながら、追加の軍事行動など北韓の動向を追跡・監視したものと見られます。
北韓は、延坪島(ヨンピョンド )砲撃事件から9周年の23日、南北軍事境界線に近い黄海南道(ファンへナムド)の昌麟島で金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の指示に従って海岸砲の射撃を行いました。
一方、鄭景斗(チョン・ギョンドゥ)国防部長官は27日、国会法制司法委員会の全体会議に出席し、北韓による挑発への対応を聞かれたのに対し「わが国民に直接的な被害が及ぶことは、絶対に起きないようにする」としたうえで「忍耐できるだけ忍耐し、(北韓が)一線を越えないように管理していく」と答えました。
[Photo : YONHAP News]