米要請で安保理会合開催 北韓に強力な警告のメッセージ
北韓の相次ぐミサイル発射などを議論するため、国連安全保障理事会の緊急会合をアメリカが要請したことについて、「北韓が実際に挑発に出る場合、武力行使も辞さない」という強力な警告のメッセージだという見方が出ています。
アメリカ主導で安保理会合が開かれるのは2年ぶりですが、アメリカ主導の会合で北韓の挑発拡大の可能性が議題として取り上げられるのは初めてです。
このため、国際社会の対応もより強硬になる可能性があります。
会合では、北韓の相次ぐ短距離ミサイルの発射が安保理決議違反であることを指摘し、北韓の挑発拡大について警告する声明が出されるとみられます。
専門家らは、アメリカの安保理会合要請は、中国やロシアへの警告のメッセージも含んでいると指摘しています。
一方、アメリカは、ヨーロッパの安保理理事国が世界人権の日の10日開くことを要請していた北韓の人権に関する安保理会合は取りやめました。
人権問題は、北韓がもっとも嫌う問題とされるため、北韓との交渉に余地を残す思惑もあるとみられます。
こうしたなか、アメリカ国務省副長官に指名されたビーガン北韓担当特別代表が今月15日ごろ、韓国を訪れる予定で、米朝間で接触が行われるかに関心が集まってます。
ビーガン特別代表がいつまで韓国に滞在するかは、まだ決まっていないということです。
[Photo : YONHAP News]
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