トランプ大統領「何か計画なら失望」 北韓をけん制

アメリカのトランプ大統領は現地時間の16日、北韓情勢について、「注視している」と繰り返し、「もし何か準備しているとしたら、私は失望するだろう」と述べ、北韓をけん制しました。
ホワイトハウスで記者団に語ったもので、北韓がアメリカとの非核化協議の期限として宣言した年末が迫るなか、北韓が東倉里(トンチャンリ)のミサイル発射場(西海衛星発射場)で重大な実験を行ったとして挑発を続けていることを受けて、北韓がICBM=大陸間弾道ミサイル発射などに踏み切らないようけん制したとみられています。
北韓が8日にミサイル発射施設で「重大な実験を行った」と発表したときも、トランプ大統領は、「敵対的な行動をとれば全てを失う」と警告しており、北韓の出方次第では、年末に向けて米朝の緊張がさらに高まる可能性があるとみられています。
こうしたなか、アメリカのビーガン北韓担当特別代表は15日からソウル入りし、北韓側との接触を模索していましたが、北韓からの反応はなく、17日午後、次の訪問地・東京に向けて出発しました。
北韓は交渉の期限とした年末が迫る中、近く開かれる労働党中央委員会総会で「新たな道」に向けた「重大な決断」を下す可能性があり、注目されます。
[Photo : YONHAP News]