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国連総会 北韓人権決議案を投票なしで採択

ニュース2019-12-19
国連総会 北韓人権決議案を投票なしで採択

国連総会は18日、北韓の人権侵害を非難し改善を促す決議案を議場の総意(コンセンサス方式)により投票なしで採択しました。
先月、国連で人権問題を扱う国連総会第3委員会を通過した決議案がそのまま採択されたもので、国連で北韓の人権に関する決議案が採択されるのは、ことしで15年目です。
この決議案は「長い間、そして現在も北韓で組織的かつ広範囲に、重大な人権侵害が行われている」として、北韓の人権侵害を強く非難しています。
決議案はまた、国連安全保障理事会が北韓の人権問題をICC=国際刑事裁判所へ付託することや、「最も責任のある者」への適切な措置にも言及しています。
そのほかにも、北韓の人権問題の改善に向けた南北対話の重要性についても触れています。
これに対して北韓の金星(キム・ソン)国連大使は、「決議案は人権を実質的に増進し、保護することとはまったく無関係だ。北韓の敵対勢力による典型的な宣言文に過ぎず、今回の決議案の採択を強く糾弾する。投票する必要すら感じられない」と強く反発しました。
中国やロシア、ベネズエラなども、特定の国を対象とする人権決議案に反対するとして、北韓の肩を持つ考えを示しました。

[Photo : YONHAP News]

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