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韓国外交部「海外駐留の米軍経費は韓国が負担すべきではない」

ニュース2019-12-20
韓国外交部「海外駐留の米軍経費は韓国が負担すべきではない」

韓国駐留アメリカ軍の駐留経費負担を巡り、アメリカとの交渉を担当している鄭恩甫(チョン・ウンボ)韓国側代表は19日の記者会見で「海外に駐留しているアメリカ軍の経費負担を韓国は受け入れることはできない」と述べ、アメリカ側の主張は受け入れられないとする立場を改めて強調しました。
鄭代表はこの日の会見で、韓国駐留アメリカ軍の駐留経費負担 について「28年間維持されてきたSMA=韓国駐留アメリカ軍の駐留経費負担に関する特別協定の枠組みの中で交渉すべき」であると強調しました。
現行のSMAでは、韓国側の負担金は、在韓米軍で勤務する韓国人の賃金、米軍基地内の施設建設費、役務や物資支援に当たる軍需支援費にのみ使用可能であると定められています。アメリカは、これらに加えて、アメリカ軍の韓半島周辺への巡回配備の費用、域外の訓練費用、装備の移動費用も韓国側が負担するよう要求しています。
今回、鄭代表が改めてアメリカ側の主張は受け入れられないとしたのは、アメリカ国務省のジェームス・ディハート交渉代表が、前日、アメリカが要求する追加の費用について、いずれも韓国を防御するための費用だとして「一部の費用が韓半島ではない場所で生じたとしても、韓国がそれを負担することが合理的だ」と述べたのに対する反論とみられます。
鄭代表は「我々は現在、韓国が同盟国に貢献している内容について説明し、これを踏まえた正当かつ客観的な評価を行うよう求めている」として「従来のSMAの枠組みの内での交渉を引き続き要求していきたい」と述べました。 

[Photo : YONHAP News]

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