新規導入の高高度無人偵察機「グローバルホーク」 韓国に到着

韓国空軍が導入したアメリカ製の高高度無人偵察機「グローバルホーク」4機のうち1機が23日、韓国に到着し、空軍の監視範囲が北韓全域だけでなく、韓半島周辺の一部の地域にまで及ぶことになりました。
韓国空軍が導入したアメリカ製の高高度無人偵察機「グローバルホーク」1機が23日午前5時ごろ、慶尚南道(キョンサンナムド)泗川(サチョン)空軍基地に到着しました。
今回到着した「グローバルホーク」は、高度20キロの上空からレーダーや赤外線探知装置などを用いて、地上の30センチ大の物体まで識別する偵察機です。
24時間体制で韓半島全域を監視でき、行動半径は3000キロに達します。
空軍は今月の1号機を手始めに来年5月まで2号機から4号機までを順次導入し、画像解析・処理システムなどを構築する方針です。
また国内で操縦士8人、センサー統制官4人、整備士16人などへの教育も行う予定です。
韓国政府は「グローバルホーク」4機の導入に8800億ウォンを投じました。
一方、北韓はこれまで宣伝メディアなどを通じて韓国軍の「グローバルホーク」の導入について、「危険極まりない軍事的妄動だ」として南北軍事合意に反するものだと批判してきました。
[Photo : YONHAP News]