「北のプレゼント見てみよう」 トランプ大統領

北韓が非核化交渉をめぐり「クリスマスプレゼント」として何らかの措置を取る可能性を示唆していることについて、アメリカのトランプ大統領は24日、「うまく対処する」と述べ、けん制しました。
北韓は、アメリカとの非核化交渉の期限を一方的に年末としたうえで、「クリスマスプレゼントに何を選ぶかはアメリカ次第だ」と、何らかの措置を取る可能性を示唆していて、アメリカ軍首脳らは、北韓がとる可能性のある行動には、長距離ミサイルの発射実験が含まれるとみています。
これについてトランプ大統領は24日、記者団に対し、「われわれはどのようなサプライズなのかを把握したうえで、極めてうまく対応する。何が起こるか見てみよう」と述べ、北韓をけん制しました。
トランプ大統領はまた、「長距離ミサイルが発射されたらどうするか」を問われると、「様子をみてみよう。良いプレゼントかもしれない。ミサイル実験ではなく、美しい花瓶かもしれない」と冗談交じりに切り返しました。
北韓は2017年11月以降、核実験とICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を中止しており、トランプ大統領はこれまで、こうした実験の中止が、自身の北韓政策が功を奏している証拠だと繰り返し主張しています。
トランプ大統領は、記者らの質問に答えるなかで、「様子をみてみよう」という表現を4回繰り返しており、米朝の間で何らかの形で接触が進められていることを示唆したものという見方が出ています。
[Photo : KBS News]