韓米合同演習は調整して実施 韓国国防部

北韓の金正恩(キム・ジョンウン)委員長が大みそかの党中央委員会総会で韓米合同軍事演習に不満を表明しましたが、韓国国防部は、韓米が合同演習を調整して実施するとする、これまでの方針を続ける姿勢を示しました。
国防部の崔賢洙(チェ・ヒョンス)報道官は、2日、定例会見で「ことしの韓米合同演習に変化があるか」という質問に対して「合同演習は非核化に向けた外交的努力を軍事的に支援するため、韓米の緊密な連携のもとで調整し実施するという立場であり、変化はない」と答えました。
また1~2月に合同演習が予定されているのか、去年、打ち切られた韓米合同野外機動訓練「フォールイーグル」が、3月に再開される可能性については、「まだ具体的に話す段階ではない」と述べました。
北韓の金委員長は、大みそかまで4日間にわたって開かれた朝鮮労働党中央委員会総会で、北韓がおととし4月に核実験とICBMの発射実験を中止すると発表した後も、アメリカは制裁解除などの措置を取らず、韓国との軍事演習を続けて敵視政策を撤回していないと不満を示しました。
[Photo : YONHAP News]