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北韓、50日近く韓国非難なし 月末に「メッセージ」か

ニュース2020-01-08
北韓、50日近く韓国非難なし 月末に「メッセージ」か

北韓の国営メディア、朝鮮中央通信は、ここ50日近く韓国に対する非難をしておらず、その背景に注目が集まっています。
聯合ニュースが北韓メディアの報道に関する分析として、7日、伝えたところによりますと、北韓の対外向け国営メディアの朝鮮中央通信は、この日まで48日間、韓国政府に対する直接的な非難をしていません。
朝鮮中央通信が韓国について言及したのは、去年11月21日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が韓国とASEAN=東南アジア諸国連合の特別首脳会議に金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長を招待するために送った親書に対して拒否する立場を明らかにしたのが最後です。
このような北韓の動きをめぐって、去年2月ハノイでの米朝首脳会談が物別れに終わったあと、韓国政府にたいする「失望感」を遠回しに表明すると同時に、今後の情勢の変化によっては南北関係を調整する可能性を残しておいたものとの分析が出ています。
一方、北韓はこれまで、最高指導者が新年の辞で示した対韓国政策を履行する目的で、毎年1月末から2月ごろに政府・党・団体による合同会議を開き、その年の対韓国政策の基調や方針などを発表してきましたが、今月末ごろに開催が予想されるこの合同会議で韓国向けのメッセージが出されるのではないかとみられています。
文大統領は7日、新年の演説で金委員長の韓国訪問を呼びかけるなど、南北関係の改善に向けた意志を示しましたが、これに対する北韓の反応に注目が集まっています。

[Photo : YONHAP News]

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