統一部 北韓の談話に「守るべきことは守る努力が必要」

北韓が11日の談話で韓国に対して北韓とアメリカの間に割り込むなと批判したことを受けて、韓国政府は13日、韓半島の平和定着に向けて「守るべきことは守る努力をしなければならない」として、遠回しに遺憾の意を示しました。
統一部の報道官は13日、定例の会見で、北韓外務省の金桂官(キム・ケグァン)顧問が11日に出した談話について韓国政府の立場を聞かれたのに対し、「南北関係の発展と韓半島の平和定着に向けて南北が互いに尊重しながら、守るべきことは守る努力をしなければならない」と述べました。
報道官はまた、北韓が談話で明らかにしたトランプ大統領の親書の伝達ルートや、それについて韓米間で事前に情報共有があったかについては、「統一部がコメントする内容はない」と答えました。
北韓の談話は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が7日の新年のあいさつで提案した南北協力を事実上拒否するもので、文大統領が14日に開く新年の記者会見で関係進展に向けた現実的な方策を示すかどうかに関心が集まっています。
[Photo : YONHAP News]