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金剛山の韓国側施設撤去を延期 新型肺炎対策に専念

ニュース2020-01-31
金剛山の韓国側施設撤去を延期 新型肺炎対策に専念

北韓は30日、南北経済協力事業で韓国側が金剛山(クムガンサン)に建てた観光施設の撤去を当面延期すると、韓国側に通知してきました。
新型コロナウイルスの感染が拡大するなか、防疫に専念するためで、30日午後11時頃、ソウルと平壌(ピョンヤン)を結ぶ直通電話を利用して通知してきたということです。
北韓は去年10月、韓国に対し、施設撤去について文書交換方式で協議するよう求め、先月末には2月末までの撤去を求める通知文を送ってきました。
これに対し、韓国は、直接会って協議することを求めるとともに、老朽化した一部の施設を整備するという立場を堅持しており、北韓からの通知文に回答せず、この問題をめぐる南北間のやりとりは事実上中断しています。
やりとりを再開する時期について、統一部の報道官は、「北韓との追加の協議が必要だ」としています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、韓国と北韓は30日、開城(ケソン)に設置された南北共同連絡事務所の運営を一時的に休止することを決め、新型コロナウイルスの脅威が完全に解消されるまで、南北の連絡業務はソウルと平壌を結ぶ直通電話とFAXで行うことで合意しています。

[Photo : YONHAP News]

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