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米偵察機 韓半島上空を相次いで飛行

ニュース2020-02-03
米偵察機 韓半島上空を相次いで飛行

アメリカ空軍の偵察機が、相次いで韓半島上空を飛行したことがわかりました。
民間の航空追跡サイト「エアクラフト・スポット」が2日、明らかにしたところによりますと、アメリカ空軍の特殊偵察機「RC-135S」が先月31日午後6時ごろ沖縄の嘉手納基地から韓半島東の上空に展開したということです。
RC-135Sは、遠距離からでも弾道ミサイルの軌跡を追跡できる最先端の偵察機です。
アメリカ空軍の偵察機「E-8C」も同じ日、韓半島上空の高度8800メートルで捉えられました。
「E-8C」は統合監視目標攻撃レーダーシステムなどを搭載し、高度9000メートルから1万2000メートルで飛行しながら、北韓のミサイル基地や野戦軍の機動作戦、海岸砲、長射程砲基地などの動きを精密に監視できるとされています。
今回の偵察飛行は、通常の任務によるものである可能性がありますが、北韓の特異な動きがあったため、それを監視するためのものという見方も出ています。
31日には、核兵器を搭載できるアメリカ空軍の戦略爆撃機「B-52」が東シナ海の台湾飛行情報区(FIR)を飛行し、グアム島の空軍基地に戻っています。
「B-52」は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)や戦略ミサイル原子力潜水艦(SSBN)とともにアメリカの「3大核戦力」と呼ばれ、最大航続距離は1万6000キロ、最大31トンの爆弾を積み6400キロ以上を飛行できるとされています。
「B-52」の東シナ海上空の飛行は、通常の作戦または中国をけん制するためのものの可能性が高いとされますが、北韓に対しても間接的に警告を発したものとみられます。

[Photo : YONHAP News]

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