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政府 金正恩妹の与正氏の談話に対し「相互尊重すべき」

ニュース2020-03-04
政府 金正恩妹の与正氏の談話に対し「相互尊重すべき」

政府は4日、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の妹の金与正(キム・ヨジョン)党第1副部長が3日夜に発表した談話で大統領府青瓦台を批判したことについて、南北は互いに尊重することが求められるとする基本的な立場を示しました。
統一部の報道官は4日の定例記者会見で、「金与正党第1副部長の談話と関連して、お伝えする内容はない。ただ、政府は、南北関係の発展と韓半島の恒久的平和の定着に向けて、南北が互いに尊重し、協力して取り組まなければならないという立場だ」と述べました。
また、北韓での金第1副部長の影響力が高まったかについては、「もう少し時間をかけて分析する必要がある」と述べました。
こうした発言について、北韓がおよそ3か月ぶりにミサイル発射を再開した上に、金第1副部長が韓国に対して厳しい姿勢を示す談話を発表したことで、政府は南北関係がさらに膠着する可能性を警戒しつつ、状況の管理に努める立場を示したとの見方が出ています。
統一部の内部では、新型コロナウイルスの感染拡大が収束したら、直ちに南北間の協力事業を進めるために準備を進めていたため、韓国を批判する談話の発表に、困惑している様子も見られるということです。
統一部は3日、「非武装地帯(DMZ)の国際平和地帯化」や「南北の個別観光の推進」、「交流協力の多様化・多角化」など、南北間の接触を増やすことに焦点を当てた「2020年度統一部主要業務推進計画」を発表しています。

[Photo : YONHAP News]

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