北韓演習所の青瓦台模型周辺に円が 打撃訓練の実施示唆か

アメリカの政府系メディア、VOA=ボイス・オブ・アメリカは15日、北韓が火力演習場に設置した大統領府青瓦台の模型周辺に、円が描かれていることが衛星写真で確認されたと伝え、近く演習が実施される可能性があるとみられています。
衛星写真は、アメリカの民間企業、プラネット・ラボが撮影したもので、平壌郊外の火力演習場に設置された青瓦台の模型周辺に直径220メートルの円が建物を囲むように描かれています。
実物の2分の1程度の大きさの青瓦台の模型は、北韓が2016年に設置したもので、北韓は、その年の12月、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の立ち合いの下、模型を使った打撃訓練を行い、北韓のメディアは、模型が炎上する映像を放送するなど、大きく報道しました。
模型は、これまで3年近く放置されていましたが、今回、新たに円が描かれたことが確認されたことから、近く模型を使った打撃訓練が行われる可能性があります。
[Photo : YONHAP News]