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「金委員長は江原道の別荘に滞在、正常に活動中」 韓国メディア

ニュース2020-04-22
「金委員長は江原道の別荘に滞在、正常に活動中」 韓国メディア

アメリカのメディアが、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の健康が危険な状態にあると報じたことについて、韓国メディアは、金委員長は現在、江原道(カンウォンド)にある別荘に滞在しながら、正常に活動していると報じました。
中央日報が22日、政府当局者の話として報じたところによりますと、「金委員長は最近、江原道の別荘に滞在しながら、周辺地域を非公開で視察するなど、正常に活動している」と把握しているということです。
この政府当局者は、「金委員長は今月14日、江原道元山(ウォンサン)付近の文川(ムンチョン)で、北韓軍の短距離巡航ミサイル発射施設の視察を行ったとみている」としています。
金委員長の健康状態については、アメリカCNNが現地時間の21日、手術を受けたあと、重体になっていると報じましたが、これに対して大統領府青瓦台の報道官は同じ日、「これまでのところ、そのような動向は把握されていない」として慎重な見方を示しています。
日本のメディアは22日、韓日米の協議に詳しい消息筋の話として、北韓で去年末から、金委員長の妹、金与正(キム・ヨジョン)第1副部長が有事の際に最高指導者の権限を代行する準備が進められていると報じています。
このように金委員長の健康状態をめぐるさまざまな見方が出ているなか、2016年に韓国に亡命した元イギリス駐在北韓公使で、先週の総選挙で当選した最大野党「未来統合党」太永浩(テ・ヨンホ)議員は、「『健康異常説』が報じられて1週間が過ぎたにもかかわらず、北韓が何の反応も示さないでいるのは極めて異例だ。当面、北韓の反応を見守る必要がある」と話しています。

[Photo : YONHAP News]

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