文正仁（ムン・ジョンイン）大統領統一外交安保特別補佐官が26日、 北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の死亡説について、否定的な見方を示したことが分かりました。
文補佐官は26日に行われたアメリカ・FOXニュースとのインタビューで、「金委員長は、4月13日から東部の元山（ウォンサン）に滞在しており、健康な状態だ」と述べました。
これに先立ち、日本メディアも韓国の情報当局の話として、金委員長が新型コロナウイルスの感染拡大により、人口が密集している平壌を離れ、元山の別荘に滞在している可能性があると報じています。
FOXニュースは26日の記事で、金委員長は手術の後に、厳しい回復過程に入っている可能性があると、韓国の消息筋の話として報じました。
一方、ある消息筋は、「金委員長の健康状態について、様々な憶測や情報が飛び交っていて、信頼度が低くなっている」としたうえで、金委員長の死亡説についても「可能性は低い」と述べました。
また、他の消息筋も、「金委員長が生きていることに間違いはない」とし、「北韓軍と保安当局でも、これといった動きが見られていない」と述べました。

[Photo : YONHAP News]