韓米の北韓問題代表が電話会談 金委員長の重体説で意見交換

外交部の李度勲(イ・ドフン)韓半島平和交渉本部長は、アメリカの北韓担当特別代表を兼ねるビーガン国務副長官と電話会談し、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の重体説について意見交換しました。
外交部は28日、北韓との非核化交渉で韓米の首席代表を務める李度勲本部長とビーガン副長官が最近、韓半島の状況に対する評価を共有し、韓半島の完全な非核化と恒久的な平和定着の実質的な進展に向けた両国間の協力方策について意見交換したと明らかにしました。
とくに両者は、北韓情勢をめぐる議論のなかで、金委員長の重体説に関する両国の情報と評価を共有しました。
外交消息筋によりますと、「両者は北韓の情勢について、『変わった動向はない』という評価に異論がないことを確認した」ということです。
これに先立って、韓米両国の軍当局は27日、偵察機6機を一斉に出動させ、北韓に対する監視活動を行いました。
韓米両国はこれまでも北韓が武力挑発を行った際などに偵察機を出動させてきましたが、6機が一度に出動したのは今回が初めてで、金委員長の重体説に関する情報を集めるために、軍当局が総力を挙げているものとみられます。
[Photo : YONHAP News]