北韓状況を注視している 米国務長官

アメリカのポンペイオ国務長官は、北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の健康異常説について慎重な姿勢を維持するとともに、北韓が食糧不足に陥っている可能性があるとの考えを示しました。
ポンペイオ国務長官は、現地時間の29日に行われたFOXニュースとの会見で、「われわれは、彼を見ることはできなかった。いま報告できる情報もない。状況を綿密に注視している」と語りました。
ポンペイオ国務長官は、また新型コロナウイルスの感染拡大が北韓に与える影響についても言及し、「北韓が食糧不足に陥っている可能性がある」と述べました。
そして「北韓を最終的には非核化させるというわれわれの任務にも実質的な影響を及ぼすため、注視を続けることが必要だ」と述べましたが、具体的な現在の北韓の状況については言及しませんでした。
これに先立ってイギリスのロイター通信は、北韓の経済代表団が、今週、北京を訪れて中国側と食料の供給や貿易について話し合う予定だと、28日、報じました。
[Photo : YONHAP News]