重体説が流れていた北韓の金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長が20日ぶりに公開活動を再開し、健在ぶりを示しました。
北韓国営の朝鮮中央通信は1日、金委員長が中部の平安南道順川（スンチョン）にある肥料工場の完工式に出席したと報じました。
金委員長は4月11日に開かれた党中央委員会政治局会議に出席したのを最後に公の場に姿を現さず、重体説が出ていました。
とくに権力を握ってからの８年間、一度も欠かしたことがなかった4月15日の故金日成（キム・イルソン）主席の生誕記念日の「太陽節」の行事にも欠席し、金委員長の健康を巡って様々な推測が出ていました。
朝鮮中央通信によりますと、金委員長は１月に今年最初の指導事業として同工場の建設現場を訪ね、長引く経済制裁を自力で突破する意思を示していたということで、金委員長は今回、完工式で自らテープカットを行い、歓声を上げる労働者らに手を振って応えました。
完工式には金委員長の妹の金与正（キム・ヨジョン）党第１副部長、朴奉珠（パク・ボンジュ）党副委員長らも同行しました。

[Photo : YONHAP News]