国防部長官 3月の韓米合同演習向け着実に準備

徐旭(ソ・ウク)国防部長官は、3月初めに予定されている上半期の韓米合同軍事演習の実施に向け、着実に準備を進めていると明らかにしました。
徐長官は28日、国防部で行われた記者会見で、3月初めに予定されている韓米合同軍事演習について「軍としては、演習は実施されるという考えで、着実に準備を進めている」と述べました。
演習の内容については、例年通り、コンピューターシミュレーションを使った防御中心の訓練になるだろうと説明しました。
一方、新型コロナウイルスの感染拡大状況によって、演習に変動がある可能性があるとして、感染状況に応じた様々な演習方法を考えていると話しました。
また、戦時作戦統制権の移管時に韓米連合軍司令部に代わる新たな軍司令部となる「未来連合司令部」の完全運用能力=FOCの検証についても、アメリカ側と緊密に協議していると述べました。
去年3月の韓米合同軍事演習は、新型コロナウイルスの影響で無期限延期となり、8月の演習は、規模を大幅に縮小し、FOCの検証も、一部の予行演習だけが行われました。
一方、今月実施された第8回朝鮮労働党党大会以降の北韓軍の動向について、徐長官は「これまで、緊迫した兆候は特に確認されていない」と述べました。
[Photo : YONHAP News]