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バイデン大統領が初の外交演説 同盟重視の姿勢示す

ニュース2021-02-05
バイデン大統領が初の外交演説 同盟重視の姿勢示す

アメリカのバイデン大統領は現地時間の4日、国務省で就任後初となる外交政策演説を行いました。
バイデン大統領はこのなかで、過去2週間、電話による首脳会談を行った韓国や日本、イギリス、フランス、ドイツなどを「最も近い同盟」と呼び、民主主義諸国の同盟による影響力の再構築を進めていくと述べ、同盟重視の姿勢を示しました。
バイデン大統領はまた、アメリカが取り組むべき主な課題として、新型コロナウイルス感染症と気候変動への対応に加え、核拡散への対応をあげましたが、北韓の核問題については具体的な言及はありませんでした。
さらに、アメリカ軍の世界展開をめぐっては、オースティン国防長官の主導で「アメリカの外交・安全保障上の優先度に応じて見直しを進める」とし、その間はトランプ政権が決めたドイツ駐留アメリカ軍の削減を凍結すると発表し、韓国駐留アメリカ軍の防衛費分担交渉への影響が注目されます。
バイデン大統領の演説に先立ち、国家安全保障問題を担当するサリバン大統領補佐官はホワイトハウスで記者会見し、北韓と外交対話を続ける意向があるかという質問に対し、「アメリカは依然として北韓政策を検討中だ。検討が終わるまでは発言できない」とし、慎重な姿勢を示しました。

[Photo : YONHAP News]

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