統一部長官 韓米軍事演習の指揮所「地下バンカー」へ異例の訪問

統一部の李仁栄(イ・イニョン)長官は、韓米合同軍事演習が始まって3日目となる10日、徐旭(ソ・ウク)国防部長官とともに、韓米合同軍事演習の指揮所の一つで、陸軍首都防衛司令部が管轄する「地下バンカー」を訪ね、兵士たちを激励しました。
南北関係を総括する統一部長官が、演習期間中に、指揮所のバンカーを訪問するのは異例のことです。
今回の訪問は、徐長官が提案したものだということで、これまで、韓米合同軍事演習に否定的な立場を示していた李長官に、演習の必要性を理解してもらう意図があったとみられます。
李長官は、バンカーを訪問する前の日に、メディアのインタビューに応じ、「韓半島の平和と南北関係の修復に役立てるのなら、演習の延期や保留も望ましいと個人的には考えている」とした一方、「今回の演習は、それなりに柔軟なやり方で、また、最小限の規模で実施するという点に注目する必要がある」として、北韓に理解を求めました。
[Photo : YONHAP News]