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北韓がNLL付近に放射砲配備 韓国軍「注意深く見守っている」

ニュース2021-03-23
北韓がNLL付近に放射砲配備 韓国軍「注意深く見守っている」

北韓が最近、西海のNLL=北方限界線の北側の昌麟島(チャンリンド)に240ミリ改良型放射砲を新たに配備したことについて、韓国軍は「動向を注意深く見守っている」と明らかにしました。 
合同参謀本部は23日、定例の会見で、北韓が昌麟島に240ミリ改良型放射砲を新たに配備したことについて、「韓国軍は、北韓軍の動向を注意深く見守っている。すべての可能性を念頭に、準備態勢を整えている」と述べました。
国防部の報道官は、「特定の火器の配備だけで、南北間で2018年9月19日に結んだ軍事合意に違反したと評価するのは、適切でない。実際に軍事合意の内容にも含まれていない」と話しました。
軍事合意には、軍事境界線一帯で砲撃や射撃、海上機動訓練を中止することや、海岸砲や艦砲をカバーで覆うこと、砲門を閉鎖することなどが盛り込まれています。
昌麟島はおととし11月に北韓の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が視察し、射撃を指示したところで、韓米情報当局は去年末に、北韓がこの島に240ミリ改良型放射砲を配備した証拠を捉え、情報装備による監視を続けていました。
西海のNLL付近の島々には現在、北韓側は海岸砲、韓国側はK9自走砲などを配備していますが、韓国軍は、軍事合意にもとづいて、この地域ではK9自走砲の機動訓練は実施するものの、射撃訓練は本土で行っています。

[Photo : YONHAP News]

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