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北韓 安保理の緊急会合開催は「二重の物差し」

ニュース2021-03-29
北韓 安保理の緊急会合開催は「二重の物差し」

北韓が弾道ミサイルを発射したことを受けて、国連安全保障理事会の非公式の緊急会合が、ヨーロッパ諸国の要請で、30日に開催されることになったことについて、北韓は「二重の物差し」だと反発しました。 
北韓外務省のチョ・チョルス国際機構局長は29日、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、安保理の緊急会合の開催について、「主権国家の自衛権に対する重大な侵害で、国連憲章への明確な違反でもあり、強く糾弾する。安保理の一部のメンバーが、他国の主権を侵害し、発展を阻害する不純な目的の実現のために国連を利用していることを決して見過ごさない。安保理が二重の物差しを使い続ければ、韓半島で情勢の緩和ではなく激化を、対話ではなく対決だけをあおることになる」と主張しました。
また「これまで韓米合同軍事演習やアメリカのシリア空爆、フランスなどの多様な飛翔体の発射などについては黙認し、北韓のミサイルの発射だけを問題視するのは、主権国家を無視することであり、明白なダブルスタンダードだ」と反発しました。
さらに、「われわれの自衛権を侵害しようと試みれば、必ず相応の対応措置を誘発することになる」とけん制しました。
イギリス、フランスなど安保理メンバーのヨーロッパ5か国は、北韓が25日に行った弾道ミサイルの発射問題を議論するため、30日に非公式の緊急会合を開催することを要請しました。

[Photo : YONHAP News]

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