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在韓米軍など4地域駐留米軍がミサイル防衛で初の合同演習

ニュース2021-03-30
在韓米軍など4地域駐留米軍がミサイル防衛で初の合同演習

韓国駐留アメリカ軍をはじめ日本、グアム、ハワイに駐留するアメリカ軍が北韓や中国のミサイルを想定したミサイル防衛の初めての合同演習を行ったことがわかりました。 
アメリカは、これまで韓米、日米の2国間または、韓日米の3か国間でミサイル防衛演習を行ってきましたが、今回の合同演習では、北韓や中国によるミサイルの脅威に対応して、高高度迎撃ミサイルシステム「サード(THAAD)」やパトリオットミサイルシステムの統合運用を目的とした演習を行ったと見られています。
アメリカ陸軍のホームページによりますと、12日に終了したこの演習は、日本駐留アメリカ軍基地に指揮所が設けられ、アメリカ・ハワイのミサイル防衛司令部やグァム、日本、韓国に駐留する砲兵部隊が参加したということです。
韓国軍の関係者は、太平洋地域に駐留するすべてのアメリカ軍ミサイル防衛部隊が一丸となって合同演習を行ったのはこれが初めてだと話しています。アメリカは特定の国を対象にした演習だとはしていませんが、参加した部隊の性格から見て、北韓による弾道ミサイル発射を想定した演習とみられます。
演習は、さまざまな状況をコンピューターでシミュレーションする方式で行われ、北韓の弾道ミサイルが日本に向けて発射された場合を想定して、韓国や日本に駐留するアメリカ軍が探知したミサイル情報を共有し、追跡、迎撃する状況をシミュレーションしたとされます。
アメリカ陸軍は、「今回の演習を通じて、インド・太平洋地域に直接影響を及ぼしかねない危機に相互対応する能力を確認した。こうした努力によって、引き続き日本とアメリカ本土の安全が守られるようにする」と強調しました。
今回の演習には韓国軍は参加しませんでしたが、日本の自衛隊の一部は参観したとされます。

[Photo : YONHAP News]

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