韓米日安保担当高官協議「米朝協議の早期再開へ向け努力」で一致

アメリカを訪れている大統領府・青瓦台の徐薫(ソ・フン)国家安保室長は現地時間の2日、韓米日の安保担当高官協議に臨み、「韓米日3か国は、米朝協議の早期再開に向けて努力を続けるべき、という意見で一致した」ことを明らかにしました。
アメリカのワシントン近郊で2日に行われた3か国の協議には、韓国の徐薫(ソ・フン)国家安保室長、アメリカのサリバン大統領補佐官、日本の北村国家安全保障局長が出席しました。
協議後に出された声明には、北韓の非核化に向けて3か国が緊密に連携していくことや国連の安全保障理事会の決議を完全に履行することが不可欠だという認識で一致したことなどが盛り込まれました。
徐薫(ソ・フン)国家安保室長は、協議後、ワシントンの韓国大使館でのメディア向け懇談会で、「今回の協議で、アメリカ側は現在検討している対北韓政策について説明し、3か国は具体的な対策作りなどについて突っ込んだ話し合いが行われた」としたうえで、「3か国は、米朝協議の早期再開に向けて努力を続けるべきだということで意見が一致した」と明らかにしました。
バイデン政権は2月中旬、複数のチャンネルを通じて北韓に接触を試みましたが、北韓からの回答はなく、新たな米朝接触は行われていないもようです。
一方、今回の3か国協議に合わせて2国間協議も行われ、徐室長は日本との協議で、「韓半島の平和定着に向けた両国の協調体制について話し合った」とし、「両国はアメリカの対北韓政策の検討過程で、より建設的で積極的な役割を果たすことで意見が一致した」と述べました。
3か国は年内にもう1回、対面での協議を行うことにしています。
[Photo : YONHAP News]