北韓で5年ぶりの「青年組織の大会」 反社会主義行為の徹底排除を強調

北韓の青年組織「金日成(キム・イルソン)・金正日(キム・ジョンイル)主義青年同盟」の第10回大会が5年ぶりに開かれ、29日、3日間の日程を終えて閉会しました。
「金日成・金正日主義青年同盟」は、14歳から30歳までの若者が義務的に加入する民間団体です。
29日付の労働新聞によりますと、5年ぶりに開かれた大会では、青少年の間に現れている反社会主義、非社会主義的傾向を一掃する必要性が報告されたということです。
また、大会では組織の名称を「社会主義愛国青年同盟」に改めることが採択されたと朝鮮中央放送が30日伝えました。
2016年の第9回大会で、それまでの「金日成社会主義青年同盟」から「社会主義」をなくし、「金正日主義」を入れて「金日成・金正日主義青年同盟」としましたが、それから5年ぶりに再び改称することにしたもので、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が決めたということです。
青年同盟の名称から金日成主席と金正日総書記の名前を外したのは、北韓が最近、「社会主義の正常国家」を目指していることの延長線上にあるとみられています。
[Photo : YONHAP News]