国務総理「天安艦撃沈事件は北韓の仕業」政府の立場を改めて表明

金富謙(キム・ブギョム)国務総理は22日、 2010年に起きた韓国海軍哨戒艦「天安(チョナン)艦」撃沈事件は、北韓の仕業であるという政府の立場を改めて表明しました。
金総理はこの日、国会で行われた対政府質疑で、天安艦撃沈事件をめぐる政府の立場に変わりはないかという質問に対し、「韓国政府が合同調査団を設け、海外の専門家まで招待してこの問題を解明した。政府の立場を変えるような新しい発見はない」として、天安艦撃沈事件は北韓の仕業であるという政府の立場を改めて表明しました。
また、大統領所属機関の軍死亡事故真相究明委員会が去年末に、この事件の再調査を検討したものの、見送ったことについて「軍民合同調査団の委員一人が自らの所信を基に問題を提起したものと聞いている」として、社会全体に混乱と亀裂を招く恐れがあるということを踏まえ、この問題に決着をつけなければならないと述べました。
天安艦撃沈事件の軍民合同調査団の委員として活動していた男性は、去年9月、軍死亡事故真相究明委員会に事件の再調査を求める陳情を出しました。委員会は去年12月に調査を開始することを決定しましたが、その後、男性が陳情者の要件を満たしていないとして、陳情を却下しました。
[Photo : ]