ドイツ、北韓にコロナ対応チーム派遣へ 国連が制裁免除承認

ドイツは、新型コロナウイルス対策に投入される医療チームを北韓に派遣すると現地メディアが報じました。
ドイツの「フランクフルター・ルントシャウ」紙は22日、北韓が国連との協議を経て、ドイツの新型コロナウイルス対応チームを入国させることにしたと明らかにしました。
北韓はこれまで感染防止対策として、特別許可を受けない限り出入国を規制してきました。
国連は、ドイツの対応チームが北韓に入国できるよう、北韓への医療設備支援事業に対する制裁免除を承認しました。
これにより、ドイツは来年2022年4月23日まで、PCR検査に使われる設備6台を北韓の保健当局に送ることができるようになりました。
ただ、北韓はパンデミック以降、国境を閉鎖し輸出入や旅客の運送を厳しく制限してきたため、設備を送る時期についてはまだ定かではないということです。
これに先立って国連は、442万ドルに達するユネスコの対北韓支援物資の搬入期限を1年延長しました。
このうち、およそ113万ドルは新型コロナウイルスワクチンのための冷却装置です。
一方、北韓側が公式に発表している国内の累積検査数は合わせて3万5947人で、このうち感染者はゼロだということです。
[Photo : KBS News]