北韓「国防力強化は主権国家の権利」

北韓は先月行ったSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射について、国防力強化は主権国家の正当な権利だと主張しました。
北韓の外務省は4日、ホームページで「我々が自衛的な国防力を強化しているのは特定の国や勢力を狙ったのものではなく、戦争を防止し、国の自主権と尊厳、人民の生存権と発展権を守るためのやむを得ない選択である」と強調しました。
また先月19日にSLBMの試験発射を行ったことについて「周辺国や地域の安全を脅かしたり被害を与えたりしなかった」として、国際法でも認めている主権国家の正当な権利であると主張しました。
そのうえで「それにもかかわらず、一部の国は主権国家の合法的かつ正当な自衛権行使を国連安全保障理事会の決議違反だと主張し、朝鮮半島の情勢に不安と複雑化を招いている」と非難しました。
最近北韓はミサイルの試験発射を相次いで行っていますが、これについて非難する韓国やアメリカなどの国際社会に向け「二重基準」であると反発し、ミサイルの試験発射を、自衛権の行使だとして正当化しています。
[Photo : YONHAP News]