ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

北韓軍が砲撃訓練実施 政府「動向を注視」

ニュース2021-11-08
北韓軍が砲撃訓練実施 政府「動向を注視」

北韓は、軍の序列トップ、朴正天(パク・ジョンチョン)朝鮮労働党書記の指導のもと、砲兵部隊の攻撃能力を競う軍事訓練「砲撃競技」を実施したと明らかにしました。 
朝鮮中央通信は7日、「防衛力強化の新たな転機を迎えるための人民軍部隊の訓練の熱風が巻き起こるなか、砲兵部隊の砲撃競技が6日に行われた」と報じました。
しかし、北韓は今回、韓国やアメリカを非難したり、威嚇したりする発言はしませんでした。
北韓が金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が指導していない一般の軍事訓練を公開するのはまれです。
これについて、ほかの国々のように日常的な軍事訓練を行っていることを示す狙いがあるという見方が出ています。
また韓国やアメリカに防衛力強化に対する「二重基準」の撤回を求めるメッセージを送ったものという見方も出ています。
一方、韓国統一部の報道官は8日、定例の会見で、「北韓はこれまでさまざまな競技大会形式の軍事訓練を行ってきた。政府は、北韓の意図を早まって判断するよりは、関連動向を注意深く見守る方針だ」と話しました。
この報道官は、南北連絡事務所のルートを通じた南北間の定期的な通信の状況について、「先月4日に通信が再開されて以来、8日現在まで、毎日午前9時と午後5時に正常に連絡を取り合っている」と明らかにしました。
しかし、韓国側がことし7月末に提案した「テレビ会議システムの構築」については、北韓からまだ回答がないということです。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース