北韓メディア 「1万2000トン級の貨物船が進水」

北韓の朝鮮中央通信は24日、北部・両江道(ヤンガンド)嶺南(リョンナム)の船舶修理工場で建造された1万2000トン級の貨物船「チャンスサン号」の進水式が23日に開かれたと報じました。
北韓のメディアが新しい大型貨物船の進水を伝えたのは、2017年の1万2000トン級の「チャリョク号」以来、4年ぶりです。
進水式には、オ・スヨン党秘書やヤン・スンホ内閣副総理をはじめ、工場の技術者と幹部が出席したということです。
朝鮮労働党中央委員会は、進水式に際して感謝文を送り、「専門的な船舶建造基地でもない船舶修理工場で1万トン以上級の貨物船を建造したのは強い愛国心が生み出した成果だ」と強調し、「われわれの海運業をより高い段階に飛躍させるための貴重な土台ができた」と称えたということです。
国連制裁に違反して北韓から石炭を輸出していたとしてアメリカ当局が差し押さえた北韓の貨物船「ワイズ・オネスト」は1万7000トン級でしたが、「チャンスサン号」はそれに次ぐ規模の大きさと言えます。
[Photo : YONHAP News]