北韓 朝鮮労働党中央委総会が27日に開幕

北韓で重要政策を決定する朝鮮労働党の中央委員会総会が27日に開幕しました。
金正恩(キム・ジョンウン)政権の発足以来、朝鮮労働党が中心となって主な政策を決定する体制を整えてきたため、ことしだけでも党中央委員会総会は4回も開催されるなど、日増しにその地位が高まっています。
北韓のメディアによりますと、今回の党中央委員会総会は、金委員長が司会を務めたということです。
具体的な議題は明らかにされていませんが、金正恩政権発足から10年を評価し、来年の政策の方向を検討するとみられます。
なかでも南北関係や米朝関係がこう着状態にあるなか、どのような海外向けのメッセ―ジが示されるかに関心が寄せられています。
これについて統一部は、協力を回復する方向への思い切った対外政策の転換に期待を示しました。
総会は4日間程度続くことが多く、今回もそれぐらいの長さになるとみられます。
また去年と同じく、年末の総会の結果を発表することで、金委員長の新年のあいさつに代える可能性も高いとみられます。
[Photo : YONHAP News]