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対韓・対米政策など議論か 北韓労働党

ニュース2021-12-30
対韓・対米政策など議論か 北韓労働党

北韓は、新年の国政方針を決める労働党中央委員会の全員会議を開き、韓国やアメリカに対する基本方針や国防政策など、分野別の詳しい計画を立てているもようです。
朝鮮中央通信は、労働党第8期第4次全員会議の3日目の会議が29日に開かれたと明らかにしました。
それによりますと、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が初日の会議で政策や戦略の大きな方向性を示し、その後、分野ごとに詳しい実行計画を立てるための議論が行われているということです。
分科ごとの具体的な情報は明らかにされていませんが、公開された写真には、金英哲(キム・ヨンチョル)党統一戦線部長、金成男(キム・ソンナム)党国際部長、李善権(リ・ソングォン)外相が参加する分科会などがあり、韓国、アメリカなど、対外政策全般を議論したものとみられます。
これについて韓国統一部の当局者は「対外政策を担当する分科会を開いたものとみられるが、このような分科会を設けて議論する動向が確認されたのは今回が初めてだ」としています。
北韓は、ことし6月に開かれた全員会議では9つの分科会を開き、その名称を公開しましたが、このときは対外政策に関連するものはありませんでした。
また、今回の全員会議では、軍や軍需工業についても、それぞれ分けて会議が開かれたもようで、ことし1月の党大会で提示された戦略兵器の開発目標など国防計画の詳しい方策を講じているものとみられています。
議論の結果は、全員会議最終日の決定書で採択されたあと、公開されるものとみられますが、韓国とアメリカに対する対話の意志が盛り込まれるかどうかに注目が集まっています。

[Photo : YONHAP News]

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