３月に予定されている韓米合同軍事演習が、南北対話や米朝対話を配慮して延期の可能性が浮上していることについて、アメリカ国防総省は、日程に変更はないとする立場を明らかにしました。
アメリカ国防総省の報道官は４日、政府系メディア「自由アジア放送（RFA）」のインタビューで、３月に予定されている韓米合同軍事演習の延期の可能性について「韓米安全保障協議会で議論された演習の日程に変更はない」と否定しました。
先月２日に開かれた韓米安全保障協議会で、韓米両国の国防長官は、ことし上半期と下半期の２回にわたって合同指揮所訓練を実施し、韓国軍が主導する未来連合司令部の運用能力を評価するための３段階の評価過程のうち、第２段階にあたる完全運用能力の評価も行うことで合意しました。
アメリカ国防総省の報道官はまた「韓米合同軍事演習は韓米両国間の決定事項であり、すべての決定は相互合意のもとで下される」とつけ加えました。
韓米両国は、去年は３月と８月の２回にわたって合同指揮所訓練を行いましたが、新型コロナウイルスの感染状況を考慮して規模を縮小したため、完全運用能力評価は行われませんでした。

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