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米欧、安保理会議を要請 北韓のミサイル発射を議論

ニュース2022-01-07
米欧、安保理会議を要請 北韓のミサイル発射を議論

アメリカとヨーロッパの5か国は、北韓が弾道ミサイルを発射した問題を話し合うため、今月10日に国連安全保障理事会を開催するよう要請したと、ロシアのスプートニク通信が6日、外交消息筋の話として伝えました。
この消息筋によりますと、アメリカ、イギリス、フランス。アイルランド、アルバニアの5か国が現地時間の10日に安保理を開催するよう要請を行ったということで、この要請は、今月5日、北韓が東海上に弾道ミサイルを発射したことについて話し合うためのものとされています。
北韓は、極超音速ミサイルの発射実験を行い、700キロ先の標的に命中したと主張しています。
北韓の弾道ミサイル発射は、安保理決議違反に該当するため、安保理は北韓が弾道ミサイルを発射するたびに、ほぼ毎回会議を開いて対応策を話し合っています。
北韓が去年9月末に極超音速ミサイル「火星8型」を発射した際や、同じく去年10月にSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを発射した際にも、アメリカが国連安保理会議を要請し、同盟国らと対応策を話し合いました。
しかし、常任理事国の中国とロシアなどの反対によって、北韓のミサイル発射を糾弾する声明の採択には至りませんでした。
この日の報道に先立ち、アメリカ国務省の報道官は記者会見で、安保理会議に関する質問を受け、「韓国と日本の防衛に関するわれわれの約束は引き続き確固たるもので、われわれはインド太平洋地域の条約同盟や、世界中の同盟・パートナーと引き続き緊密に接触する」と答えました。
また、国連の報道官も記者会見で北韓のミサイルに関する質問に受け、「外交的議論を再び始める必要性が大きくなった」とし、完全で検証可能な韓半島の非核化に向けた方法を模索するための交渉を再開するよう促しました。

[Photo : KBS News]

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