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北韓 「中長距離弾道ミサイル‘火星12’発射」と報道

ニュース2022-01-31
北韓 「中長距離弾道ミサイル‘火星12’発射」と報道

北韓の朝鮮中央通信は31日、前日に発射した飛しょう体について、中距離弾道ミサイル「火星(ファソン)12」の試験発射を行い、正確性と安全性を確認したと報じました。
朝鮮中央通信は、「生産、配備されている‘火星12’を選択的に検閲、正確性を検証する」ための発射だと報じていて、「火星12」を実戦配備中であることを誇示したものと受け止められています。
ミサイル前部のカメラで撮影した地球の画像も同時に公開されました。
韓国軍の合同参謀本部は30日朝、北韓が韓半島東の東海に向けて飛しょう体を発射したと発表しました。
韓国軍は、北韓が発射したのは中距離弾道ミサイルだとしたうえで、800キロ飛行し、高度2000キロに達したとする分析結果を示しました。
今回のミサイルが通常の角度で発射された場合、射程は4500~5000キロと推定され、アメリカ領グアムを射程に収めるということです。
韓国は弾道ミサイルのうち射程3000~およそ5500キロを中距離弾道ミサイルに分類していますが、北韓はこれを‘中長距離ミサイル’と呼んでいます。
北韓が中距離以上の弾道ミサイルの発射実験を行ったのは、2017年11月以来、4年2か月ぶりです。
政府はNSC=国家安全保障会議を開き、「韓半島非核化と平和安定に対する国際社会の要求と国連安保理決議に対する挑戦だ」として糾弾する立場を表明しました。
北韓は2018年にICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を一時停止しましたが、文在寅(ムン・ジェイン)大統領は北韓がその一時停止の撤回に近付いたという認識を示しました。

[Photo : YONHAP News]

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