米シンクタンク、北韓ミサイル基地の写真を公開 ICBM運用か

北韓の核問題をめぐる韓日米の外相会談が今週、開かれる予定となっているなか、非武装地帯(DMZ)から338キロ離れた北韓・慈江道(チャガンド)のミサイル基地の写真が公開されました。
アメリカの民間シンクタンク、戦略国際問題研究所(CSIS)は7日(現地時間)、最近撮影された慈江道にある基地の衛星写真を公開し、ここでICBM=大陸間弾道ミサイルやIRBM=短距離弾道ミサイルが運用される見込みだと明らかにしました。
このミサイル基地は比較的、最近完成されたもので、ICBMを運用するための条件も満たしているだろうということです。
また、ICBMが実戦配備されない場合は、先月30日に北韓が慈江道から発射した中距離弾道ミサイルが配備されるだろうと予測しています。
今回、公開されたミサイル基地は、2018年にアメリカCNNがICBM発射基地だと主張し、その存在が世に知られました。
専門家たちは、有事の際に韓米の攻撃を受けにくくするため、中国との国境付近に基地を建設したものと分析しています。
北韓の度重なるミサイル発射で韓半島の緊張が高まっているなか、アメリカ国務省は「今週、相次いで開催される韓日米3か国の北韓担当高官らによる協議や外相会談の最優先課題は、北韓のミサイル発射への対応策になるだろう」と明らかにしました。
[Photo : YONHAP News]