ニュース

韓半島 A to Z

主なニュース

平壌の訓練場で軍事パレードの準備か 38ノースが衛星写真を分析

ニュース2022-02-10
平壌の訓練場で軍事パレードの準備か 38ノースが衛星写真を分析

北韓が大規模な軍事パレードを準備している様子が衛星写真に捕らえられました。 
アメリカの北韓専門メディア「38ノース」が現地時間の9日、報じたところによりますと、今月5日に撮影した衛星写真を分析した結果、平壌(ピョンヤン)にある美林(ミリム)飛行場の北側の軍事パレード訓練場に数百人が集まって隊形を組んでいる様子がとらえられたということです。
この訓練場は、平壌の金日成広場に似せて作られたもので、通常、軍事パレードが行われる数か月前からここで練習が行われているということです。
しかし、駐車場は、除雪作業は行われたものの、大型軍用車両やミサイル発射台などは確認されていないということです。
アメリカの政府系メディアVOA=ボイス・オブ・アメリカも、地球観測衛星ベンチャーの「プラネットラボ(Planet Labs)」が撮影した衛星写真にもとづいて、「軍事パレード訓練場に最大で2000人あまりが集まっているとみられる」と報じています。
ただ、軍事パレードを控えて行われたこれまでの訓練に比べると、兵力の規模に大きな差があるとして、軍事パレードのための訓練かどうかは不明だと話しています。
軍事パレードは故金正日国防委員長の生誕80年となる今月16日、または故金日成主席の生誕110年となる4月15日に開かれる可能性あるとみられます。
こうしたなか、アメリカのシンクタンク「戦略国際問題研究所」は、北韓が10月にSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルを発射した際に使用した潜水艦の不審な動きがとらえられたと発表しました。
研究所は、「ここ1か月間、咸鏡南道(ハムギョンナムド)新浦(シンポ)の造船所で不審な動きが多数捕らえられた。しかし、SLBMのさらなる発射のための動きかどうかは確認されていない」と話しています。

[Photo : YONHAP News]

新着ニュース