米国 弾道ミサイル警戒衛星「GEO-5」の実戦運用開始
北韓がICBM=大陸間弾道ミサイルの試験発射を再開する可能性があると指摘されるなか、アメリカ宇宙軍司令部はこのほど、弾道ミサイルの発射を検知する静止衛星「GEO-5」の実戦運用を始めました。
アメリカ国防総省が現地時間の10日に明らかにしたところによりますと、赤外線センサーで弾道ミサイルの発射を検知する宇宙のミサイル防衛システム「宇宙配備赤外線早期警戒衛星システム(SBIRS)」の静止衛星5号機「GEO-5」が今月初めに実戦運用可能な状態で宇宙軍司令部の管理下に入り、実戦運用が始まったということです。
「GEO-5」は去年5月、フロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられました。
「GEO-5」は、赤道付近の3万6000キロ上空から地球の自転速度と同じ速度で周回する静止衛星で、北韓など特定の地域を継続的に監視し、弾道ミサイル発射時に発生する火炎を赤外線センサーで検知・追跡し、アメリカ軍のミサイル防衛システムを起動させます。
総額10億ドルが投入された「GEO-5」は、これまでの衛星より赤外線センサーやサイバー攻撃対応能力などが向上していて、アメリカの弾道ミサイル検知・追跡能力の向上につながるとみられています。
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