北韓人権問題担当特別報告者 統一部、外交部の次官と面談

韓国を訪れている北韓の人権問題を担当する国連のキンタナ特別報告者が統一部と外交部の次官と相次いで面会し、北韓の人権状況について話し合いました。
キンタナ氏は16日午前、統一部の崔領ジュン(チェ・ヨンジュン)次官と面会し、北韓の人道的状況と、南北に離れ離れになっている離散家族の再開など人道上の懸案について意見交換しました。
続いて、統一部の人道協力局長とも面会し、北韓の人権の増進や人道主義にもとづく協力について協議しました。
また同じ日の午後には、外交部の崔鍾文(チェ・ジョンムン)第2次官 と面会し、北韓の人権と人道的状況の改善に向けた国際社会との協力策について議論しました。
キンタナ氏は17日午後には、おととし9月に韓半島西の海、西海上で北韓軍によって射殺された韓国公務員男性の兄、1969年に北韓による大韓航空機ハイジャック事件で拉致され、いままで帰還できずにいる乗客の息子とそれぞれ面会する予定です。
キンタナ氏は23日まで韓国に滞在しながら、国連人権理事会に来月提出する北韓の人権に関する報告書を作成するための資料を集めます。
韓国への訪問は、2016年8月の就任以来7回目となります。
[Photo : YONHAP News]