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政府・軍、北京五輪閉幕後の北韓動向「注目すべき変化ない」 

ニュース2022-02-21
政府・軍、北京五輪閉幕後の北韓動向「注目すべき変化ない」 

韓国政府と軍当局は21日、北韓が北京冬季オリンピックの閉幕以降に武力示威を再開する可能性を含めて、北韓軍の動向を注視していますが、これまでに注目すべき変化はないということです。
軍合同参謀本部のキム・ジュンラク広報室長は21日の定例会見で、「現在実施中の北韓軍の冬季訓練や行事の準備活動について綿密に注視している。これまでのところ、変わった活動はない」と述べました。
行事の準備活動とは、平壌(ピョンヤン)郊外の美林(ミリム)飛行場一帯で捉えられた軍事パレードの準備の動きを指すものです。
北韓では4月の故金日成(キム・イルソン)主席の生誕記念日に合わせて軍事パレードを実施される可能性があるとみられていますが、これについて、軍の関係者は、「軍事パレードの準備は初期段階である」と述べました。
また、北西部・東倉里(トンチャンリ)の西海衛星発射場や3000トン級潜水艦などを建造する東部・咸鏡南道(ハムギョンナムド)の新浦(シンポ)造船所でも注目すべき変化はないということです。
統一部も北韓の動向を注視しています。
統一部の李種珠(イ・ジョンジュ)報道官は21日の定例会見で、北韓が北京オリンピック以降にミサイル発射などの武力を誇示する挑発を再開する可能性について、「北韓の今後の動きを予断せず、関連動向を綿密に注視しながらあらゆる可能性に備える」と述べました。
北韓は、先月30日に中距離弾道ミサイル「火星12」を試験発射したのをはじめ、ことしに入ってからミサイルの発射実験を7回にわたって行っていますが、友好国である中国でのオリンピック開催期間には挑発行為を行いませんでした。
北韓が核実験とICBM=大陸間弾道ミサイル発射実験のモラトリアム=一時停止の撤回を示唆したことから、オリンピック閉幕後に武力を誇示する挑発を再開する可能性があるとする見方が出ています。

[Photo : YONHAP News]

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