韓ロ北韓担当外交当局者 北韓ミサイル発射問題で協議

北韓の核問題をめぐる6か国協議の韓国とロシアの首席代表が2日、電話会談し、最近の北韓の弾道ミサイルの発射を含む韓半島情勢について意見交換しました。
外交部によりますと、韓国の魯圭悳(ノ・ギュドク)韓半島平和交渉本部長とロシアのモルグロフ外務次官が2日午後、電話で協議しました。
両国は、最近の北韓の弾道ミサイルの発射を含む韓半島情勢や、情勢を安定的に管理するための両国の協力策について話し合いました。
魯本部長は、北韓の核やミサイル問題を解決するためには、早急な対話の再開が重要だという認識を示し、ロシアが建設的な役割を担うよう呼びかけました。
ロシアが先月24日にウクライナに侵攻して以降、韓国とロシアの高官が電話協議を行ったのは初めてとされますが、ウクライナ問題は担当分野ではないため、取り上げられなかったとみられます。
北韓は先月27日、MRBM=準中距離弾道ミサイルとみられる飛翔体1発を発射しています。
これで、北韓によるミサイルの発射は、ことしに入って8回目となりました。
ミサイルの発射を受けて、6か国協議の韓米の首席代表が発射当日の27日に電話協議を行ったほか、今月1日には国連安全保障理事会が非公開で会議を開き、そのあとに、韓国を含めた、アメリカ、イギリス、日本など11か国が、北韓のミサイル発射を糾弾する共同声明を発表しています。
[Photo : YONHAP News]