北韓「偵察衛星開発で再び重要な実験」 準中距離弾道ミサイル発射で

北韓の朝鮮中央通信は6日、前日に発射した弾道ミサイルと見られる飛翔体について、国家宇宙開発局と国防科学院が、偵察衛星開発計画に従って再び重要な実験を行ったと報じました。
実験では、衛星データの送受信や制御指令システム、地上衛星管制システムの信頼性を実証したということですが、ミサイルに関する言及はありませんでした。
一方、韓国軍の合同参謀本部は5日午前、北韓が韓半島東の海・東海に向けて、弾道ミサイル1発を発射したと明らかにしました。
合同参謀本部によりますと、ミサイルの飛行距離はおよそ270キロ、高度はおよそ560キロで、詳細について韓米の情報当局が分析を進めているということです。
北韓が偵察衛星の試験発射だとするミサイル発射はこれで2回目で、北韓は先月27日にも偵察衛星の開発に向けた準中距離弾道ミサイルを発射しました。
専門家らは、北韓が対外的には偵察衛星の開発を行っていると主張する一方で、ICBMの試験発射に向けた準備を進めているとして懸念を示しています。
[Photo : YONHAP News]