韓日米の高官 北韓のミサイル発射めぐり電話協議

北韓が近く新型のICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験に乗り出す可能性があるという見方が出ているなか、北韓の核問題をめぐる6か国協議で首席代表を務める韓国、日本、アメリカの当局者が電話会議を行い、対応を協議しました。
外交部によりますと、魯圭悳(ノ・ギュドク)韓半島平和交渉本部長と日本の船越健裕アジア大洋州局長、それにアメリカのソン・キム北韓担当特別代表は14日、電話で協議し、そのなかで「北韓による最近の相次ぐICBMの発射は、複数の国連安保理決議に違反するものだ」と指摘し、糾弾したということです。
韓日米3か国の首席代表は、北韓に対して、韓半島と域内の安全保障に不安をもたらし、緊張を高める行為をただちにやめ、早急に対話に復帰するよう求めました。
また今後も北韓の動きを注意深く見守りながら、3か国間の緊密な連携のもと、対応していくことで一致しました。
北韓による相次ぐICBMの発射をめぐっては、外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官と日本の森健良外務次官、アメリカのシャーマン国務副長官も今月11日、電話で協議しています。
[Photo : Getty Images Bank]