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平壌郊外の訓練場に兵士6000人集結 軍事パレードの準備か

ニュース2022-03-18
平壌郊外の訓練場に兵士6000人集結 軍事パレードの準備か

アメリカの政府系放送ボイス・オブ・アメリカ(VOA)は18日、衛星写真サービス企業「プラネットラボ」が16日に北韓・平壌郊外の美林(ミリム)飛行場北側の閲兵式=軍事パレード訓練場を撮影した衛星画像をもとに、軍事パレードの準備とみられる動きが活発になっていると伝えました。
画像では、最大6000人ほどの兵がおよそ20の隊列を作っていて、先月撮影された画像と比べると2倍に増えています。
北韓は通常、金日成(キム・イルソン)広場を模したこの訓練場で1~2か月ほど準備をしてから軍事パレードを開いており、4月15日の故金日成主席の生誕110年に合わせて開催する可能性が高いとみられています。
北韓は金日成主席の生誕100年に当たる2012年、生誕105年に当たる2017年に大規模な軍事パレードを行っています。
一方、「プラネットラボ」が17日に平壌の順安(スナン)空港の滑走路一帯を撮影した画像では、ダンプカーや一般トラック、バスなど大型車両100台あまりが映っていて、活動の目的が注目されています。
VOAによりますと、順安空港に車両が集まり始めたのは、北韓が新型ICBM=大陸間弾道ミサイルと推定されるミサイルの発射に失敗した16日からで、収拾作業に当たっているのではないかという見方が出ています。
衛星写真の分析を専門とするアメリカ・スタンフォード大学のニック・ハンセン客員研究員は、「16日のミサイル発射当日と翌日、順安空港で何らかの活動があったことは確認されている。活動の目的については追加の分析が必要だ」と話しています。

[Photo : KBS News]

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