国防部は29日、国会で開かれた国防委員会の報告で、今月16日に発射直後に爆発した「火星17」の破片が北韓の平壌の畑などに落下し、被害が発生したと報告しました。
最大野党「国民の力」の河泰慶（ハ・テギョン）議員はこの日、非公開で開かれた国防委員会の懸案報告後に記者らに対し、16日に発射された火星17が上空で爆発し、平壌の上空に「破片の雨」が降ったと明らかにしました。
河議員はまた、「民心の離反が体制の不安につながる可能性があったため、これを素早く解決するために火星17より旧型の火星15を打ち上げ、成功したと宣伝したとの報告があった」と明らかにしました。
国防部はこの日の国会報告で、北韓の挑発に対応するために来月予定されている韓米軍事演習の内容を積極的に検討すると明らかにしました。
与党「共に民主党」の閔洪チョル（ミン・ホンチョル）国防委員長は、 国会報告後に記者らに対し、「与野党議員が、今後実質的な訓練を行うべきではないかと質疑した」と明らかにしたうえで、野外機動訓練が含まれるかとの記者の質問に対して、「具体的に明示したわけではないが、実質的な訓練にそのようなものが含まれると与野党議員は判断した」と答えました。

[Photo : YONHAP News]